ブレジュケーション(JBYDA公認ブレイキン指導者資格)実施報告
本事業は、スポーツくじ助成金を活用し、ブレイキン競技における指導者の専門性向上と、指導環境全体の質的向上を目的として実施した、指導者育成事業「ブレジュケーション(JBYDA公認ブレイキン指導者資格)」である。
2025年11月14日(土)にライセンスB、11月15日(日)にライセンスAの講習および検定を、群馬県に所在するTRIGERにて開催した。本講習会は、地方都市での開催という特性を活かし、地域に根ざしたスポーツ指導の現場に即した学びの場を提供することを意図して実施したものである。全国各地から、現役のブレイキン指導者ならびに今後指導に携わることを志す受講者が参加し、2日間にわたり実践的かつ集中的なカリキュラムを展開した。
講習内容は、競技技術の向上にとどまらず、安全管理、教育的視点、指導者としての在り方を重視し、以下の項目を体系的に構成した。
ブレイキンの歴史や文化的背景、競技特性、指導者に求められる倫理観や社会的責任について理解を深める座学講習
成長段階や個人差を踏まえた指導方法、安全管理を前提としたウォーミングアップおよび基本・応用動作の実技講習
技術理解度、表現力、指導視点を総合的に評価する実技検定
競技規則、指導理論、事故防止やリスクマネジメントに関する知識を確認する筆記試験
指導現場で想定される課題や対応について意見交換を行う質疑応答
地域を越えた指導者同士の情報共有と連携を促進する交流の機会
本事業では、単に技術力の高い指導者を育成することを目的とするのではなく、青少年の発達段階に応じた適切な指導が行える人材の育成を重視した。具体的には、安全への配慮、動作や意図を言語化する能力、受講者との信頼関係構築など、指導者としての資質や姿勢を多角的な視点から評価を行った。受講者からは、地方開催でありながら全国水準の講習内容を受講できた点や、他地域の指導者との交流が今後の指導活動において大きな刺激となったとの評価が多く寄せられた。
本講習会の実施により、ブレイキン指導者の質的向上が図られたとともに、地方における競技普及および指導体制の強化に寄与する成果を得ることができた。今後も本事業を継続的に実施することで、地域間格差の少ないスポーツ環境の整備と、次世代を担う指導者人材の育成を推進していく。